【解決】MacBook Proのkernel_taskが暴走するのでAppleStoreで相談してみた
2019年に購入したCorei9を搭載したMacBook Proをメイン機を使っていますが、kernel_taskが突然暴走し、アクティビティーモニターCPU使用率が100%を超えるという表示になることがありました。
常駐タスクを少なくしたりファイルを消したりなど、ソフトウェア的に改善を試みましたが改善ができませんでしたのでAppleStoreに相談してみることにしました。
原因不明のkernel_taskの暴走が起きてCPU使用率1000%越え
IntelのCorei9なのに普段の挙動から余裕がない感じが続いておりまして、Macをスリープから復元したりOBSでゲームのオンライン配信をしたり、DiscordやGoogle Meet、Zoom、また開発で利用するDockerやRubyMine、IntelJなどを使うとよくCPU使用率が100%を超えて1000%などになるといったことが起こっておりました。
CPUコアが複数あるので100%以上もありうると思ったのですが、そんな事はないようです。基本的に100%以上ある場合はプロセスの暴走などが起こっている可能性がありそうです。
スクリーンショットの2列目がCPU使用率ですが1,004.9%とすごい大きい数字になってしまっています。Macの「アプリケーション」-> 「ユーティリティ」->「アクティビティモニタ.app」からアクセスする事で確認できます。「% CPU」というタブ押すとソートされてCPU使用率が高いものを上に表示する事で確認ができます。
Macのプロセス「kernel_task」が暴走している原因かなと思っていた事
- 常駐で起動しているアプリのプロセスが重い
- 開発ツールが重い
- 仮想環境にCPUやメモリーが持っていかれている
- オンラインビデオ会議をGoogle Chromeのプロセスが重い
- Discordのプロセスが重い
- 画面録画ツールが重い
- 開いているアプリ同士の相性が悪い
日々作業やオンラインミーティングをする中でMacが突然重くなってメモも取る事もままならない状態になっていたので常駐アプリを減らしてみたりなど試せる事はいろいろ試してみてましたが自分だけでは対応できなさそうという状態でした。
JetBrains社の開発エディタを使っているのですがそちらが重いという可能性もありましたが、それだけではないような…..
昨今では会議もオンラインがメインになりましたので、通話ソフトが重いかもしれません。Teams、Discrod、Zoom、Slackなど多種なソフトを起動して常駐させているソフトが増えたというのはありますね。
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Apple公式のサポートで問い合わせてみる
Macを再インストールすることでOSの壊れている部分が修復されたりして問題が解消するかもしれませんが、何度かOSを再インストールしていたのですがkernel_taskの暴走は変わりませんでした。
仕事との兼ね合いがあるので本体を預けてしまうと支障が出るかなと思っていましたので放置していましたが思い切ってApple公式のサポートに出してみる事にしました。
最初はオンラインのサポートでリモートコントロールして見てもらったのですが原因がつかめず直接AppleStoreのGenius barに持ち込むことになりました。
インターネットでリサーチしているとMacBook Proの冷却ファンが稼働していなかったり、ホコリが溜まっているとCPUの冷却がうまくいかずkernel_taskのプロセスに負荷がかかるという記述を見つけたので、基盤の故障がないかテストをしてもらうのとMacBook Proの内部清掃をお願いする事にしました。
Appleのサポートページ
実際にAppleStoreに持ち込んでみた
Appleの公式サイトからAppleStore店舗でのサポートを予約。当日に持ち込んでみました。
当日予約は難しいかもしれませんので、事前にAppleのサポートページから予約をしましょう。
AppleCareに入っておらず1年補償にしか入っていなかったのですがMacBook Proの内部清掃は無料でおこなってくれるようです。Macの基盤部分を開ける事もあり、閉めた後のテスト作業などがあるため2-3日の預かりになりました。
AppleStoreで内部清掃をしてもらったら治った
戻ってきてから1週間ほど使っていますが、内部のホコリのクリーニングでkernel_taskのプロセスが暴走する問題は解決したように思います。ただ、この問題はまた同じ期間使っていれば起こってしまうように思います。いっそのことMacBook Airのようなファンレスにした方がこの問題は起こらないように思いますね……。次回の買い替え時は検討したいと思います。
「MacBook Proが不調だな」と思っている人は是非内部清掃をお試しください!
自分でMacBook Proを分解して掃除もしてみました
上で紹介していたMacbook Proと同じモデルですが、Apple Storeに定期的に持ち込むのも手間なので自分で内部清掃してみる事にしました。MacBook Proの開け方や掃除の方法をまとめております。
基本的には持ち込みがおすすめですが、自分で掃除した方が特に預かり期限もないので補償が切れてしまっていたらやってみるのも良いかもしれません。ただし、その後は保証が効かなくなったり、修理してくれなくなる場合があるので、ご注意ください。
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定期的な物理的なメンテナンスは重要
最近のマシンはストレージがSSDになったので、基本的に古くなっても遅くなりにくい環境が出てきていますが、ソフトウェアが重くなったりOSのアップデートサポートから外されるくらいまでは内部清掃などで復活させながら愛着のあるマシンを使い込んでいきたいですね。
今回行ったAppleStoreに持ち込んで内部清掃してもらうメンテナンスは半年に1回ほど行うと有効かもしれません。もっと定期的に行いたいという方は自分でやってみるという手も検討してみると預けている時間がないのですぐに仕事復帰できるかなと思います。
ぜひともお試しください。
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