Numark Mixstream Pro Goは初心者にオススメ!コンパクトなオールインワンのDJシステム
DJに最低限必要な機材が全て一体になったNumark Mixstream Pro Goを購入し、使ってみてオススメだったので紹介をします。サブスクリプションの曲が利用できるEngine DJ OS、USBポート、SDカードスロット、Wi-Fi、スピーカー、モバイルバッテリーを内蔵しているためオールインワンでPCや他の機材なしにひとまずDJを始めることができます。
気軽にDJを始めたい
まず素材の曲がないとDJを始める事ができないのですが、Apple MusicやSpotifyといったサブスクリプションの音楽はDRMというコピーコントロールを採用しているため、DJのソフトでは音楽を使う事ができません。普段はクラブミュージック向けの音楽配信サービスであるBeatport Linkを私は利用していますが今回紹介する機材Numark Mixstream Pro Goに内蔵されているEngin DJ OSだとAmazon Unlimited MusicやBeatport Streamが利用できるので一般的なJ-POPやK-POP、クラブミュージックではない洋楽アーティストまで幅広くDJに利用する事ができます。
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さっそくNumark Mixstream Pro Goの電源を入れてみた
デフォルトのOSはEngine DJ OS 3.0.0が内蔵されているようです。購入サイトなどのレビューなどをみると3.0.1にアップデートしないとAmazon Unlimited Musicが使えないなどと書かれていましたが僕のものは特に問題なくBeatport LinkやAmazon Unlimited Musicに接続する事ができました。
USB経由でPCと接続したり、USBメモリーを直接刺したり、Amazon Unlimited Musicを利用したり、Beatport Link 、 Beatsource 、SoundCloud 、 Tidal など多種多様なサービスにアクセスできるようです。Amazon Musicなどは音質も調整できるようで家などネットが安定している環境ではよりよい音で、そうではない外出先などでは音質を抑えたモードにすればダウンロードスピードも確保できスムーズなDJができると思います。
サブスクリプションのサービスは機能的には対応しているのですが、サービス側の制約で日本でサービスを行っていないものもあり、Beatport LinkかAmazon Unlimited Musicの2択しか使う事ができません。
Beatport Linkの公式サイト(英語のみ)
Amazon Unlimited Musicの公式サイト
実際にサブスクの曲をDJで利用してみる
楽曲についてプレイリストを作ってあればよいのですが、日本語変換に対応していないのでアルファベットのアーティストや楽曲は検索できるが日本語の曲名は検索できないようです。
日本のAmazon Unlimited Musicを使っていると海外アーティストもカタカナに変換されてしまっているためアルファベットの名前では出てこない事がありますので日本語との相性は少し悪そうです。
PCやiPhoneからプレイリストへ楽曲を追加してNumark Mixtream Pro Goからは呼び出すだけにすると多少スムーズにできるかもしれません。
音の出力はRCAだけではなくキャノンケーブルにも対応しているので室内や野外を問わずミキサーや大きいライブ用スピーカーへの接続もできるのでちょっとした会場でのプレイから中規模ライブ会場でのプレイにも対応しているように思いました。
音楽はWi-Fiでサブスクリプションやオンラインストレージサービスへの連携だけでなく、物理的な接続としてSDカード、USB Type-Aポート2つとPCへ接続もできます。PioneerのRekordboxやSeratoDJ、iTunesなどのプレイリストをインポートできるようです。こちらについてはDRM(コピーコントロール)がついている曲は対応していないですが、オフラインの環境ではとても役立つと思います。
PCに接続した時にはSerato DJとVirtual DJに対応。MIDIコントローラーとして利用できるようです。
手元にはCUE用のモニターヘッドフォンのAUXポート、またマイクを接続できるポートも付いています。
Numark Mixstream Pro Goのファームウェアアップデート
Engine DJ OSという独自OSが搭載されているのですが、Wi-FiがつながっていればPCに接続しなくても単体でOSのアップデートができます。もちろんPCと繋ぐ事で安定してアップデートするという事も可能です。
購入してすぐに3.0.1のアップデートが利用できたのですが、スクリーンショットを撮り逃してしまいましたので次回アップデートが来たら画面のショットを掲載したいと思います。
アップデートでAmazon Unlimited Musicが使えなくなる事がある
Amazon Unlimited Musicが送ってくるデータの形式をうまく読み取れずプレイリスト等が読み込めなくなるといった事がたまにおきます。Amazonや音楽機材屋さんの説明文章をみていると突然使えなくなって不便だといった事が書かれていたりしました。
メニューによって使えないという場合がありますが、自分で作成したAmazon Unlimited Music上に作成したプレイリスト等は読めるという事があるので特定のメニューのみ使えなくなるみたいな事が突然おきるのでBeatportなど別のサブスクやUSBに音楽があってさらに曲をいろいろ使いたいとったタイミングだけ使うといった感じが安心でしょうか。
rekordbox用のUSBを接続してみる
USB Type-Aポートが2つありますのでそちらにAlphatheta製のPC/Mac用のソフトrekordboxで管理しているUSBを読み込めるか試してみます。USBメモリーを接続をすると上のような画面が表示されます。
どうやらそのままでは使えないようでライブラリファイルの変換等を行うようです。
「YES」を押すことで変換が開始されます。
実際に曲をDECKにロードして再生してみたところです。
ロードはXDJ-XZでロードした時と同じ感じで初めてDECKに入ると解析(アナライズ)が走り2秒後ほどには操作ができるようになります。
HotCueは使えていて各曲設定したHotCueが4つまで簡単にアクセスできます。
設定したreckordboxのラベルの色も再現されているようです。
表示には少し違和感がありまして1曲目がCue1からCue4で2曲目の下はCue4からCue8と表示されています。ちょっとこの表示は分かりにくいかもしれません。
まだ試せてないのですがメモリーキューを使っている時はどのような表示になるのか試してみようと思っています。
どんなところでも使える
片腕にはさんで持ち歩いてみた感じ、コンパクトでモバイルバッテリーも内蔵しているのですがPioneer DJのDDJ-400と大きさや重さもだいたい同じくらい。太さが若干太いかもしれません。
場所を選ばず利用できるので、ベランダやお庭、車の助手席や出先のアウトドアでのDJする事ができます。
サブスクリプションの曲を外で使ってみる
サブスクリプションのサービスを利用する場合はデッキに入っている2曲しかローカルにキャッシュされないため常にネットが必要そうです。野外ではスマートフォンのテザリングでなんとかやってみたのですがDJ機材から離れてしまうとネットワークが途切れてしまいました。ポケットWi-Fiなどスマートフォンから離れても良いようにネット用の機材があった方が快適そうです。
曲の自動再生モードがあったのですが、次の曲を先読みしてくれないらしく再生するタイミングになってやっとダウンロードが始まるためネット回線が弱いと次の曲に進む時に待ち時間が発生してしまいます。単純に垂れ流したいという事であればスマートフォンなどで再生した方が良さそうです。
1ヶ月ほど使ってみて思ったのはダウンロード時間が少しかかるのでプレイする曲で購入してある曲がUSBにも入れてあるとストリーミングも活用しつつDJをすることができますが曲の前半だけ使って次の曲に繋ぐと言った短くしか曲を使わないプレイの場合はダウンロードと解析の時間が遅く、曲を2番サビまで使うようなスタイルではないとダウンロードの待ち時間でかなり選曲時間がギジチギになってしまいそうです。
Numark Mixstream Pro Goを家の外に持ち出してみる
バッテリー内蔵、スピーカー内蔵と考えると軽いですが、抱えてずっと運ぶというのは難しそうです。外に持ち出す時に安全に運ぶにはケースがあった方が良いと思いますがとりあえずキャリーバックに入れてみました。
キャリーバックに入れる場合、飛行機機内に持ち込み可能な36Lサイズでは入らないようで、飛行機の機内に持ち込み不可な75Lサイズなら余裕がある感じで入りそうですが小回りが効かなくなってしまいますね…。バッテリーがNumark Mixstream Pro Goには入っているため荷物への預け入れはできないかもしれません。
AlphaThetaの機材との違い
Numark Mixstream Pro Go強み
まず、ハードウェアとしてこんなに機能モリモリでいいんですか?バッテリーとスピーカーを内蔵していて、PC入らずで動作し、USBも使えますしSDカードも使えますしSerato DJやEngine DJのPCアプリとも接続ができます。普段使っているrekordboxと連携できないのは残念ですがUSBのデータはそのまま使えるのでかなり大きいかなと思っています。
さらにはJ-POPやメジャーな洋楽を含むサブスクリプションであるAmazon Unlimited Musicが使えるというのがAlphaTheta製のDJ機材とは違って強みかなと思います。
Numark Mixstream Pro Go微妙なところ
エフェクトがCUEの音に反映されていない。モニターの左右の上についているフィルターのつまみや選べる4つのエフェクトはマスターにのみ反映されるようです。Pioneer DJのDDJ-FLX-4とrekordboxでプレイしてみた時とちょっと違うので違和感のようなものを感じました。
フィルターのエンコーダーつまみが上にあるため少し遠いなと感じる事があります。
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Numark Mixstream Pro Goはこんな人におすすめ
アウトドアなど弱いWi-Fi下では不安定だったりする事もありますが基本的にはとても使いやすい機材だとおもいました。とってもおすすめです。
ビギナーの人には少しハードルの高い値段設定ですが、曲を1から集めて練習をする事を考えると正直それも込みで考えて買えば、練習はとても捗るのではないかと思います。
以下のような方におすすめです。
- 曲をあまり持っていない方
- アウトドアなどでDJを楽しみたい方
- 家にオールインワンのDJシステムが欲しい方
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