XDJ-XZを購入し家でもクラブに近い環境で練習できるようになったのですが、スピーカーが簡易的なものを使っていてもう少し良い環境にできないかなと思っていたらヘッドフォンで利用しているメーカーAIAIAIからワイヤレスにも対応したスピーカーが発売されてとても気に入ったので紹介できればと思います。
AIAIAIとは
デンマークのコペンハーゲンのオーディオブランドのようで、ヘッドフォンをパーツ1つ1つカスタマイズしてオリジナルのものが作れるのが特徴のようです。音質もなかなか評価が高いように思いました。以前にAIAIAI TMA-2 DJを購入してそのレビューを書いておりますのでそちらも参考にしていただければと思います。
音にもこだわりがあるのはもちろんのこと、環境に配慮した素材を取り入れ商品を開発をおこなっているメーカーだと思います。
AIAIAI TMA-2 DJを購入して組み立ててみた時の記事
AIAIAI UNIT-4 Wireless+が突然発売された!
AIAIAIのヘッドフォンですが、TMA-2というシリーズが現行モデルですがそろろそTMA-3が発売されるのかなーと思っていましたが、突然スピーカーが発表されました。
今回のAIAIAI UNIT-4 Wireless+も自分でカスタマイズはしませんが、パーツはそれぞれ接着剤では接着せずで壊れた部分だけを交換できるような機構になっているようです。TMA-2と違ってパーツ単体で売っている訳ではなさそうなので自分で修理できるかといったらそうではなさそうな気もしますが….。
YouTube等をみてどうやら専用のワイヤレス機能は音楽制作にも使えるほど低遅延のようでDJイベントで使うのも問題はなさそうな感じがありました。
メーカーAIAIAIの商品紹介公式サイト(英語のみ)
サウンドハウスのAIAIAI UNIT-4 Wireless+商品ページ
さっそく届いたAIAAI UNIT-4 Wireless+を開封
AIAIAIの特徴的な黄色が差し色として入っています。とってもシンプルでかっこいいです。日本ではこちらのパッケージを店舗に展示して購入するという店舗はだいぶ限られるんじゃないかなと思っています。箱買いをしてしまいたいくらいかっこいいと思います。
パッケージの裏側には同梱の金網をつけたスピーカーの様子やスピーカーの裏側の画像がプリントされています。
スピーカー2台が左右に収納され、真ん中の丸い穴が空いた箱にアクセサリーが収納されています。
TMA-2を購入した時にも見た事のあるパーツの袋にそれぞれパッケージングされています。
パッケージのデザインとは違って金網のカバーがついています。スピーカーのコーン部分を守るためでしょうか。スピーカーそのままでもかっこいいのですが、金網がついてるとさらにカッコ良く見えます。
設定によって白い輪っかの光の強さを調整する事ができます。Bluetoothで接続してアプリから調整することができます。他にはボリュームをコントロールする時に円全てが光っていると100%の音量で円が半分だと50%の音量といったナビゲーションの役割もしているようです。
イベントのスピーカーとしてAIAIAI UNIT-4 Wireless+を使ってみた
パッケージの箱に入れて運ぶ場合は若干重いので、DJ機材も運ぶのであれば車で運んだ方が良いと思いますがコンパクトなのでローラーの付いたキャリーバックなどあれば気軽に運ぶことはできるかなと思います。ただし別の機材もあると思うので台車などに乗せて一緒に運ぶのが良いと思います。
上のイベントではRCAからTRSに変換するケーブルを利用して接続しました。やはりイベントでBluetoothで接続するのは不安定になったり電波が干渉したりと言った事もあると思いますので有線で接続するのが安定すると思います。
TRS同士接続できる機器同士なのですが、XDJ-XZがTRS-TRSだと左右の音量のバランスがアンバランスのようでミキサーを挟む必要があるからです。XDJ-XZはXLRかRCAがバランスをとって出力してくれるようなのでそちらを利用すると良いと思います。
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AIAIAI UNIT-4 Wireless+の電源ケーブルに注意
一応バッテリーを内蔵しているので6時間程度の音響設備であればバッテリーで持つかもしれませんが、安心のためにイベント会場では電源を取る事があると思います。より良い音を求めてなのか、ノイズ等を避けるためかアースがついています。
しっかりとしたアースのピンがついているので、こちらを一般的なコンセントに刺す事はできません。部屋のコンセントが3ピン用であればよいですが、一般的なマンションだとキッチンのコーナーくらいしかないのではないでしょうか。音響を取り扱うようなお店であればアース付きの3ピンかもしれませんが普通の飲食店やイベントスペースではなかなかないかもしれません。3ピンに対応したマルチタップを機材リストに追加する事で問題なく対応できます。
イコライザーはスマートフォンアプリから操作
本体にはイコライザーのつまみはなく、スマートフォンアプリからAIAIAI UNIT-4 Wireless+にBluetoothで接続し上のスクリーンショットの左の画面にて用意されているプリセットから選ぶ事ができます。
どのようなプリセットなのかは、画面上にある「Sound Guide」ボタンから確認する事ができます。利用する部屋のサイズによってプリセットを変える事でより迫力のある音を楽しめます。
AIAIAI UNIT-4 Wireless+を3ヶ月ほど使ってみて
家で使うのはもちろん、普段はDJイベントをやっていないイベントで音楽を流すのにもすすめです。
値段も左右セットで10万円ほどと、1台で10万ほどするスピーカーを考えるとバッテリー内蔵でこの価格ならだいぶ手も出しやすい価格帯なのかなと思います。
ワイヤレス時も遅延が少なく、実用性にも耐えうるのではないかとおもいました。
シンプルなデザインで、作業部屋だけでなく生活に溶け込むような場所に設置して利用するのにも向いているようなクールさがあります。インテリアとしてもバッチリです。
イベントでの利用では実際に会場に持ち込んだりを3回ほどしましたが、大きいスピーカーでなくてもイベントを盛り上げられる音量と音質を持ってるスピーカーで使えるシーンが多いと思いました。
バッテリー内蔵を活かし、野外イベントでも利用できるかと思いますが、特に防水ではないようなのでスピーカーのコーン部分が雨でぬれてしまうと音が変わってしまう可能性があるので、正直試すのも難しいかもしれないですね。
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