Macbook Proの内部にホコリが詰まっていると冷却ファンが稼働しても風が通らないため全く冷却されません。少しでも冷却機能が復活するように調整したらすぐに済む事もあると思うので今回は自分でやってみようと思います。
Macbook Proの性能が急に落ちてきた
Macbook Proを使っているとファンがついているので排気口から外の空気を入れて熱を排出しているのですが、その際に入ってしまったホコリやチリといったものが冷却ファンや換気口などに詰まってしまい冷却効率が下がるというようなことが起こるのですが、Macの内部が熱い状態が続いてしまいますとこれ以上熱を上げないようにと性能を落として対応する機能が付いています。そのような事になるとパフォーマンスが落ちてしまい、ゲームやDJ、動画編集といったリアルタイムに処理をしていく場合に処理落ちをしてしまったりします。
そんな状態を解消する方法はMacの内部のホコリやチリを掃除することになります。
以前記事を書いたのですが、AppleのGenius barを予約することで内部の掃除やそのほかの修理をお願いすることができるのですが、閉店間際だったり、難しい作業が伴う場合は当日に戻ってくるということがありません。
内部の掃除は以前Apple Storeに持ち込んだときは無料で行ってくれたのですが、今使っているマシンは保証が切れているので、まだ1度しか修理に出していませんが、いつまで掃除してくれるかというのは不明です。
今回は保証が切れてしまったMacを自分で掃除してみようと思います。
以前書いたAppleStoreで掃除してもらう記事
修理用の工具セットを見つけた!iFixitの工具
まずは分解や清掃に何が必要かと考えました。
- MacBook Pro用のねじ回し
- フタやディスプレイなどを持ち上げることができる吸盤
- こじ開けるためのテコになるツール
- こじ開け中に閉まらないようにサポートするツール
上のものをAmazonで単体ずつ探していたのですが、それぞれそこそこな値段がするのと開けてる途中で他の工具が必要になったりするとその度に作業が止まってしまいます。それは不便そうだと考えました。それぞれの工具を調べている時にAmazonで調べていたらIfixitというニュースサイトやYoutubeで有名なブランドのプロダクトが出てきました。
iFixitは、世界最大のオンライン修理コミュニティで、動画やブログとして修理ガイド、交換部品、精密工具を無料で公開し、電子機器の修理が気軽にできるようにするということをミッションに置いた企業です。
以前はニュースサイトでAppleや家電製品の新作が出るといち早く分解をする記事を見たりしておりました。完全に分解してしまったりするので、直せるのか?大丈夫なのか?と思いながら楽しんでいました。
今紹介した機器を分解することに長けているコミュニティが出している分解ツールキットとなるとノウハウが詰まっていて必要なものが揃っているという印象がかりましたので今回は購入してみることにしました。
iFixitの公式サイト(日本語)
Ifixit Essential Electronics ToolkitのAmazon商品ページ
Ifixit Essential Electronics Toolkitのヨドバシカメラ商品ページ
Ifixit Essential Electronics Toolkitが届いた
今回はヨドバシで購入しました。いつもならAmazonで買うのですが、マーケットプレイスしか取り扱っていない商品だったからです。輸入ものなので返品保証などやちゃんとしていない業者の場合もあるので少し不安がありましてヨドバシなど家電量販店で取り扱いがあるのであればそちらの方が安心かなと思いました。
とてもスタイリッシュなパッケージです。こういった商品はデザインがイマイチなことが多いのですがさすがインターネットで活躍している企業といった感じですがブランディングバッチリです!
海外の商品なので英語しか書かれていませんのでご注意ください。ウェブサイトを見るに日本語になっているのできっとサポートも日本人の方がしてくれるという可能性がありますが、あまり期待しない方が良いでしょう。
特に開けてしまったら使うことのないところまでこだわりを感じます!UV加工でしょうか。車をどうこうできそうなくらい力強いイラストが描かれていますが今回なんとかするのはMacBook Proです。
箱の中身はシンプルにブックレットと工具セットだけです。ブックレットは正直あまり役に立ちません。iFixitでどんな人が救われたかみたいなインタビュー記事的なものがほとんどで工具の使い方といった感じがメインのブックレットではなさそうです。インターネットなどの活動の宣伝みたいなものかなと思います。
ブックレットに挟まれていたiFixitのロゴが入ったステッカーシートが入っていました。知る人ぞ知るこちらのブランドを自分の持ち物にはってドレスアップできますね。僕は大事に戻しておくことにします。
さて、工具本体になります。こじ開けたりするツール、こじ開けをサポートするツール、ねじ回し、のりなどをカットするツール、ピンセットなどが入っています。
工具ボックスは始め開けるとき困りましたが、磁石で蓋が閉まっています。ちょっと強めで落としても中身が飛び出してしまう事も回避できるのではと思いますが、何もない時に開けるのも少し手間な気がしました。
MacBook Proの裏をひとまず開けてみる
Macbook Proを自分で修理したい場合は、自分で破壊してしまったりしても保証が効かなくな口なってしまいますので、自己責任ですのでご注意ください。
今使っているintel製 Corei9を積んだMacbookですが、カバンにパソコンカバーなどをつけずに入れている関係で、表面が擦れてコーティングが取れてしまったり、過度が変形してしまっているため動作には問題が出ていませんが、だいぶボロボロになってしまっているのでちょっとの事があってもしょうがないで済むような環境で今回はやってみようともいます。ただ、場合によっては断線させてしまう可能性もあるので、バックアップなどをし、最悪の事態が起きた時に別のマシンに移行できるような状態で行うと良いと思います。素人がやるので何が起こるかわかりません。
こちらのフタはただ止まっているだけでなく、スライド式のフタになっているようです。ネジがゆるんでもすぐに落ちないような設計になっているのでしょうか。それともネジが緩みにくいような設計になっているのか。なんともいえないですがひとまずただ上に持ち上げるだけで開くというわけではありません。
ディスレイを繋ぐヒンジのある方は浮かせる意味がなかったかもしれません。手前のトラックパッドがある方を浮かせて引き抜きます。トラックパッドがある方に抜けるようになっているようです。
だいぶ上に持ち上げてしまったのでMacbookの黒い足の右に変形したところが生まれてしまいました。そこまで持ち上げなくても良いようです。
慣れれば簡単に外せるようになりましたが、始めての時は僕のようにどこかを変形させてしまう可能性があるので注意してください。正直本体の下なので見る機会はだいぶ少ないので目立たなくて良いと思いますが、完全に破損する事は避けたいなと思います。
MacBook Proの内部をチェック
左右にファンがあるのですが、どちらもホコリがモコモコになっていました。これはどう見てもファンが熱い空気を排出できるとは考えられないほど詰まっていました。
こちらのファンはブラシがついているわけではないですよ!これは全部ホコリです!おどろきのもふもふ感といった感じのつまり具合です。
MacBook Proの左右の冷却ファンを綺麗にハンディ掃除機で吸い取りました。
初めてつかってみたのですが、使い方が悪かったのかこじ開けるツールは細い部分はささくれができてしまいました。修理するものが傷つかないような硬さになっているのかもしれませんが、工具としての強度はこちらは弱そうです。
ねじ回しなどは使っていて安定していましたので、長く使えるような気がします。
MacBook Proの中を掃除してみた感じ
動作的には突然不安定になってしまうという事が減ったように思います。やってみて良かったと思います。あれだけホコリが詰まっていたら正直全く空気は通っていなかったのでは?!と思いましたので、気持ち的にも冷却ファンが活躍できる状態に戻せたので安心しています。
DJやゲームなど使い込んでみてまた不安定になるか試してみようと思います。
MacBook Proのこのような状況を見ると、特にめちゃめちゃ思い作業をするわけでもありませんので、ファンレスのMacBook Airに乗り換えたくなるなぁと思いました。
実際にやってみる記事でしたが、基本的にAppleのGenius barで修理もしくは掃除をしてもらう事ができるとおもうので、できそうならそちらを利用した方が良いと思いますのでもう一度Apple StoreでMacBook Proの内部掃除をしてもらった時の記事をもう一度載せておきます。
以前書いたAppleStoreで掃除してもらう記事