国内にも老舗のドメインレジストラサービスがありますが、どこも宣伝メールがたくさん送られてきます。広告も少なそうで料金も少しだけ安そうでG Suiteと連携が簡単そうなレジストラサービスGoogle Domainsでドメインの管理を始めてみたので紹介をします
どんなサービスなのか
Google DomainsはGoogleのサービスでドメインを新しく購入したり管理することのできるサービスで2014年からあるようです。日本語に対応しているので海外サービスですが安心して使えますね。
機能的には以下の機能があるようです
- 無料で使えるネームサーバ
- URLのリダイレクト設定
- DNSSEC設定
- G Suiteとの連携
- メールの転送機能
グーグルドメインのホームページ
無料で使えるネームサーバ
ネームサーバの提供はどこのレジストラもサービスで行っていることが多いですね。見た目や入力欄も分かりやすいので他のサービスなどでIPアドレスを1ドットずつ別れて入力するのに手間を感じていたので非常にストレスレスな入力画面だと思いました。Google DomainsだとIPをどこかからコピーしてきてそのまま入れられます。もちろんフォーマットが違えば警告が表示されます。
URLのリダイレクト設定
特定のサブドメインにきたら設定したURLに転送してくれるサービスのようです。SSLも設定してくれるようです。例えば https://www.no8.jp/ にアクセスされたら勝手に https://no8.jp/ にリダイレクトするように設置できるんですね。
本来であれば何らかサーバを用意しないとリダイレクトできないので非常に便利な機能ですね。ちなみにルートドメインは設定できないみたいです。
DNSSEC設定
DNS キャッシュ ポイズニング攻撃や DNS スプーフィングなどの攻撃からドメインを保護してくれるそうです。別のレジストラでも設定できるところが出てきてますが攻撃対策も1クリックでできるようです。
G Suiteとの連携
Googleのグループ向けのGmailやGoogle Drive、Google Calendarなどが利用できるサービスですが、ステップにそって進めるだけで連携ができるみたいです。以前は無料で1アカウント使えたような気がしたのですが、1アカウント目から毎月600円かかってしまうようです 。
メール転送機能(メールエイリアス)
POPやIMAPサーバの設定をしていなくてもメールの転送ができるようです。まだ利用してないから何とも言えないですが聞いただけで便利そうだと思いました。
1年ほど利用してみた
まず驚いたのがドメインの更新がデフォルトで自動更新設定になっている事ですね。よくお客様企業のドメインを代理で取得するといった作業もするのですが、自動更新設定をすごいプッシュしないとやってくれないので最初から自動更新になっていると設定や警告する手間がなくなります。
他のレジストラと違って画面がすっきりしていて分かりやすいです。広告もこのサービス内には無いですし、メールで頻繁に来ると言ったこともないです。
ドメインの取得者情報の公開情報もGoogleの情報にしてくれたりするので自分の情報を公開する必要がなかったりプライバシー的にも良さそうです。
こんな人におすすめ
他のドメイン管理サービスだとグループで管理する機能が無いものが多いので1つ企業アカウントを作りみんなが同じアカウントで管理をすることが多かったのですがGoogle Domainsは管理できるメンバーを複数人招待することができます。
他社サービスもたまに障害はあると思いますが、安心のGoogleのインフラを使って運用されているという事で安心度は高いですね。
企業で代理でドメインをとる場合にも専用アカウントを使わず担当者の方のGoogleアカウントにオーナー設定を譲渡するだけで良さそうですしウェブ担当にも嬉しいサービスかもしれません。
- 運営会社が信頼できるところに任せたい人
- 安定しているDNSが利用したい人
- 企業やグループの複数管理人でドメインを管理したい人
- 広告メールにうんざりしている人
- 分かりにくい管理画面にうんざりしている人
グーグルドメインのホームページ